自動車 ホワイトボディ
自動車の開発において、「ホワイトボディ」という用語は、車両のボディ構造を指す一般的な用語です。
ホワイトボディは、完成車両になる前のボディシェルのことを指し、主に以下のような構成要素を含みます。
- 鋼板のボディパネル:
- ボンネット、フェンダー、ドア、ルーフパネル、トランクリッドなどの外板パーツが含まれます。これらのパネルはスタンピングやプレス加工によって形成され、ボディシェルを構成します。
- 鋼管や横梁などのフレーム構造:
- フレーム構造は、車両の基本的な骨格を形成し、ボディパネルを支えるために使用されます。これらの構造は、スポット溶接や接着剤などで組み立てられます。
- バルクヘッド(仕切り):
- エンジンルームと乗員室を仕切るバルクヘッドが含まれます。バルクヘッドは、エンジンからのノイズや振動を遮断し、乗員を保護します。
- サスペンションマウント:
- サスペンションマウントは、サスペンションコンポーネントを取り付けるための取付け部品です。サスペンションは車両の乗り心地や安定性に影響を与える重要な部品です。
- ドア内部のパネルと構造:
- ドア内部には、ドアパネルや衝撃吸収材、ドアロック、窓昇降装置などが取り付けられています。これらの部品は、快適性や安全性を向上させるために重要です。
ホワイトボディは、自動車の製造工程の最初の段階であり、完成車両の外観や機能の大部分が決定される重要な部分です。完成車両のボディカラーや内装などの装飾部品が取り付けられる前の、ベースとなる構造を指します。