若者の車への関心が変化している理由とその影響
今回は若者がなぜ車に興味関心がなくなったのか、30年前と比べてまとめていきます。
1.30年間に於ける若者の関心の変化
(1)30年前の若者の関心事項
❶アッシー君が流行
❷バブル景気中で1人1台車を所有
❸携帯電話の普及
(2)今の若者の関心事項
(3)趣味の変化に伴う若者の車離れ
1.30年間に於ける若者の関心の変化
(1)30年前の若者の関心事項
平成初期の若者と令和1年時点での趣味の変化をまとめると、30年前は『ドライブ』や『スキー•スノーボード』などの休日に車を用いた趣味が人気だった。こちらは当時はスマホやSNSが普及しておらず、家で過ごすにはテレビを見たりゲームをしたりするしか娯楽がなかったので外出する趣味が人気だったと想定される。
❶アッシー君が流行
平成2年(1990年)は‟アッシーくん”という言葉が流行語になった年となります。‟アッシーくん”とは、女性に送り迎えを任される男性のことを意味していて、他にも女性に食事を奢らされる‟メッシーくん”や、女性にプレゼントを贈らされる‟ミツグくん”という言葉もあり、バブル時代を象徴する男女関係のあり方として、今でも紹介されています。
❷バブル景気中で1人1台車を所有
バブル時代は、日本が好景気だった影響や「当時の趣味」などの影響もあり、一人に1台車を所有する時代でした。しかし、近年は若者の趣味が「YouTube」や「SNS」、「サブスクリプション」など家で快適に過ごせるとなった為、今の若者が特に車に興味が無い場合、車を購入する必要がなくなりました。
❸携帯電話の普及
(2)今の若者の関心事項
それでは20代の若者は普段どのように過ごすことが多いんでしょうか?分析データを見てみましょう。
出典:まいにちdoda(20代の休日の過ごし方大調査)
男女ともに50%程度が休日を家でのんびりと過ごしていることがわかりました。また外出派と自宅派の方々は休日をどのように過ごしているのでしょうか?
(1)外出派の過ごし方
出典:まいにちdoda(20代の休日の過ごし方大調査)
休日に外出される方の行動を分析してみると「買い物をする」と「友達と会う」、「趣味を楽しむ」が人気でした。
(2)自宅派の過ごし方
出典:まいにちdoda(20代の休日の過ごし方大調査)
一方で自宅派が休日にどのように過ごされているのかを分析した所。休日を「のんびりと過ごす」、「読書をする」など自宅にいながらでもマイペースにできる趣味を持っていることが分かりました。
(3)趣味の変化に伴う若者の車離れ
上記の様に30年前と今の若者を比較すると、趣味や休日の過ごし方に明確な違いがあることが分かりました。それでは今の若者に車に興味関心を持ってもらうにはどうすればいいのでしょうか考えていきます。
自動車の研究者が語る自動車業界の今後の展望
・SNSやブログで車の魅力やドライブスポットを発信していく
・今の時代、車を買うというのはハードルが高いので「カーシェアリング」などを若者に利用してもらう