セミフローティング ブレーキ!
セミフローティングブレーキディスクは、
ブレーキディスクの取り付け方式の一つです。
通常のフローティングブレーキディスクとは異なり、
セミフローティングディスクはディスクとハブの間に弾性素材やクッションを使用せず、一部の部分が固定されています。
セミフローティングブレーキディスクの特徴は次のようなものです。
固定ポイント
セミフローティングブレーキディスクでは、ディスクの一部がハブに対して固定されています。
一般的には、ディスクの内周や外周の一部がハブと接触しており、
回転方向に対して固定されています。
これにより、ディスクの位置がハブに対してわずかに固定されるため、
完全な浮動性を持つフローティングディスクよりも制約があります。
熱への耐性
セミフローティングディスクも、フローティングディスクと同様に熱への耐性を持っています。
ブレーキ操作による熱膨張を吸収し、ディスクの歪みや割れのリスクを低減します。
摩耗の均等化
セミフローティングディスクは、フローティングディスクほど均等な摩耗を提供することはできません。
ディスクの一部が固定されているため、ブレーキパッドとの接触面積は一定ではありません。
したがって、ブレーキパッドの摩耗はやや不均一になる可能性があります。
セミフローティングブレーキディスクは、
通常のブレーキディスクと比較して性能や耐久性が向上する特徴を持っていますが、
完全なフローティングディスクと比較すると制約があるため、
性能はやや劣ることがあります。
セミフローティングディスクは、
一般的な乗用車や商用車などで使用されることがあります。